消灯前のナースステーションにて②
なにかと的確に答えてくれるリーダー看護師のおねえさん。
この際、いろいろ聞いちゃおう。
ICDを入れても今までのような運動ができるというけど、たとえばジムなんかにも行けるのかしら…。
「うーん…。ジムでもいろんなのがあると思いますけど、たとえばこんな動きがあれば、こんなふうにするとか…」
まず腕を大きく振り上げて、次に腕の高さを顔のあたりで止めて見せてくれる。五十肩みたいな感じかな。
腕立て伏せはダメなんですよね、と話をふってみると、
「うーん…。下のほうの動きはできますよ」
ダンベルを逆手に持つようなポーズをとり、手を下ろした状態から肘を曲げる動きを示してくれる。
「こういうのはお勧めできません」
こんどは、バーベルを頭上に掲げるポーズ。
なるほど!具体的なイメージがつかめてきた。
「ジムに行ったら、シャワーを浴びるのはいいですけど、ジャグジーとかは感染症の恐れがあるので1か月間はやめてくださいね!」
わかりました!
消灯前の詰め所に、押しかけてみてよかった。