川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

消灯前のナースステーションにて①

ICD植え込み後の退院前日の夜、ふと気になった。

ところで不整脈はどうなったんだ?

 

今回の入院の目的はICDだけど、これだけ心電図を撮りまくってるのだから、前回のアブレーションの成果というか、順調かどうか、知っておきたいなあ。不整脈の自覚症状は消えているけど、本当に治ってるの?

いざ退院となって、急に気になり始めた。

  

もう消灯時間間際だったが、退院当日の朝にドクターがつかまるとは思えないので、看護詰め所を訪ねてみた。

リーダーっぽい看護師さんが「どんな内容でしょう?」と、仕事の手を止めてにこやかに応対してくださった。

「モニターには不整脈は出てませんよ」あ、それなら先生とお話ししなくてもいいです。それから、そもそも川崎病の後遺症でこういうことになったんですが…。

「冠動脈の瘤ですね?」さすが!リーダー!患者一人ひとりを把握している!これは話が早い。

不整脈を治してもらったとはいえ、冠動脈障害を抱えた身。今後どうすればいいのか、心筋を鍛えるというか劣化を防ぐというか、そんな話もぶつけてみた。

 

結論から言うと、ドクターからの特別な指示はなし。薬を飲み続け、食生活と運動に気を付けるという基本を守るしかないみたい。

そうですよね。そういうことですよね。

目の前にいるリーダー格の看護師さんに、もうちょっとだけ踏み込んで聞いてみることにした。

 

f:id:cobaltum:20190226170950j:plain