川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

同室の先輩たちに見送られて退院

IC植込み手術から4日後、本日退院した。

 

病室で出会った70代の女性お二人は、私よりも先に入院されていたので、お先にごめんなさい。

お二人ともペースメーカーを入れたり、カテーテルを入れたり、心臓の病気として共通する面もあるけど、背景も違えば担当の先生も違う。それでも、お互いの状況を伝え合って、発散したり力づけられたりしてきた。

ただ、お二人に比べれば私はまだ若い。

私が病院側から「明日退院してもらえますか」と言われたとき、「急にひどいわ。無理ですって言いなさいよ」と怒ってくださったが、自分としては仕事も少々残っているし帰宅してやりたいことが頭を占めていた。もう1日ゆっくりしたい気持ちよりも、早く帰りたい気持ちのほうが強かったのだ。(迎えに来てくれる夫の都合に問題ないことが重要だったが)

それだけまだ体力があるということかもしれないが、10年後は、どこまで頑張っていられるか。これからかなあ。

帰り際、「ゆっくり休んでね」と二人並んで病室から見送ってくださった。