川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

心臓ハイテク話② ICDの遠隔モニタリング

ICD(植込み型除細動器)は、胸に埋め込まれた本体がリードで心臓につながっている。危険な頻脈が起こったときに、電気刺激で心臓の動きを元に戻してくれるものだ。突然死を予防する強力な装置だが、それだけでなく、心臓のいろんなデータも本体に記録される…

心臓ハイテク話① 身体の中からブザーが鳴る体験

ICD(植え込み型除細動器)を入れて1か月。退院後初めての検診に行った。不整脈の外来とはまた違う、ICD・ペースメーカーの外来だ。まず、何やら大きな装置の横に腰かけると、メーカーの人らしき担当者が装置のモニターを見ながら数値を読み上げ、看護師さんが…

いまどきの結婚式の引き出物

25歳の長男が友達の結婚式披露宴に出席した。 いわゆる結婚式場での披露宴で、ケーキカットなどもあったらしい。 引き出物はカタログで。 カタログの入った箱には、両家の名前が記された熨斗がかけられている。箱を開けてパラパラとページをめくる長男の横か…

カテーテル・アブレーションの現場

カテーテル・アブレーションを受けてから不整脈もなくなり、調子のよい日が続いている。 アブレーションとは何か、という話は、専門病院のサイトなどで正確な情報を得ていただきたいのだけど、心臓までカテーテルを入れて不整脈を治療していくものだ。 忘れ…

病気と仕事のこと

私の仕事は不定期な請負仕事。忙しいときは忙しく、ヒマなときはヒマ。 昔に比べれば仕事量はずいぶん減ってしまっているが、お声がかかればお引き受けするというスタンスで続けている。 昨年の緊急入院は、仕事の段取りをつけてから旅に出て、旅先で入院す…

手術明け復活モード

手術が終われば元の生活に戻れる! とばかりに、どんどん予定を入れていったのはよかったものの、この春就職する息子が家を出ていくことを忘れていた。 彼は彼で、私の入院中はに卒業旅行で海外に出かけていたし、それぞれの生活を送っているわけだけれども…

ICD植え込み型除細動器を入れて2週間。 梅見に出かけた。 ちょっとした山道を上ると息が上がる。 たいした上りではないけれども、久しぶりなので息が上がると恐怖! 心室頻拍を起こした時の階段を思い出してしまって、途中で立ち止まってしまった。 最大心拍…

ICD手帳とトリセツ

友人たちとの集まりで、ICDの素材について尋ねられた。 電池はリチウムなの?とか。 さあ‥‥。 そんなの、考えたこともなかった。 退院する時に手渡された冊子を見ると、本体はチタン。電池は銀酸化バナジウム/フッ化黒鉛リチウムと書かれている。 冊子には…

リュックを背負っても大丈夫?

入院中のことを少し。 ICD植え込み手術を終えて3日後のこと。 「何か気になることはありませんか?」 傷口チェックの後で先生に聞かれ、リュックを背負えるかどうか、思い切って尋ねてみた。 リードに負担のかかる動作がアウトなら、カメラリュックに本体と…