川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

ICD手帳とトリセツ

友人たちとの集まりで、ICDの素材について尋ねられた。

電池はリチウムなの?とか。

 

さあ‥‥。

そんなの、考えたこともなかった。

 

退院する時に手渡された冊子を見ると、本体はチタン。電池は銀酸化バナジウム/フッ化黒鉛リチウムと書かれている。

冊子にはシステムの概要だとか、仕様だとか、植え込みの方法なんかが載ってる。これって、トリセツなんだ。

「保存しておいてください」と言われたけど、これを使う日が来るとは思えない。いや、こうして素材を確認できたか。

 

「必ずいつも携帯してください」と渡されたのは、ICD手帳。

これには医療機関の情報のほか、いろんな記号やら数値やらが書き込んであって、不測の事態が起こったときに見る人が見ればわかるんだろう。

 

これからはいつも機械と一緒の人生、なんだなあ。

 

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