ICD手帳とトリセツ
友人たちとの集まりで、ICDの素材について尋ねられた。
電池はリチウムなの?とか。
さあ‥‥。
そんなの、考えたこともなかった。
退院する時に手渡された冊子を見ると、本体はチタン。電池は銀酸化バナジウム/フッ化黒鉛リチウムと書かれている。
冊子にはシステムの概要だとか、仕様だとか、植え込みの方法なんかが載ってる。これって、トリセツなんだ。
「保存しておいてください」と言われたけど、これを使う日が来るとは思えない。いや、こうして素材を確認できたか。
「必ずいつも携帯してください」と渡されたのは、ICD手帳。
これには医療機関の情報のほか、いろんな記号やら数値やらが書き込んであって、不測の事態が起こったときに見る人が見ればわかるんだろう。
これからはいつも機械と一緒の人生、なんだなあ。