川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

初めてのバンザイ

初回のICD外来では、看護相談の時間も設けられた。
何を相談したものやら…。
とにかく、腕をどこまで動かしたらよいかがわからない。ICDを入れてから肩凝りがひどいのだ。
「バンザイはできますか?」
そんなこと、恐ろしくてやってみたことがない。リードが引っ張られそう。
心臓から抜けることはないかもしれないけど。
「では、やってみましょう!」
まず両腕を横に伸ばして、まっすぐ上へ。
おお!植え込み手術以来、初めての両腕アップ。
「肩甲骨はがし」とかはできるのかな。
「う~~ん。リードに負担をかけるのはやめてくださいね。ラジオ体操は大丈夫ですから、ぜひやってみてください」
両腕をぶんぶん回す体操もあったと思うけど、あれも解禁なんだ。
とにかく基準はラジオ体操。まだちょっと怖いけど、やってみるか。

 

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