川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

心臓病と山登り

先日、山に登った。

登山というほどの山道ではないけれど、整備されている一段一段の高さが膝くらいまであるので、ハイキングにしてはちょっときつい道だった。

 

昨年、石段一気登りが心室頻拍のトリガーとなってしまった。カテーテル治療を終えた今、「運動する時は脈拍数100くらいでね」と言われている。薬で抑えられているから、普通の人なら120相当の感じだろう。 

心拍計を見ながら歩いてみると、2~3段続けて登っただけで簡単に脈拍が上がってしまう。110を超えないように気を付けながら、1段1段、踏みしめながら歩く。これではまるで雪山登山みたい。

それでも、息が上がらないから疲れない。途中で休憩したいと思わないのだ。

一緒に登った夫も私のペースに合わせてくれた。

我々よりも少し若い夫婦がスタスタと追い抜いていき、休んでいるところを我々が追い越す。挨拶を交わしながら抜きつ抜かれつ、ほとんど同じ時間に頂上にたどり着いた。

 

カメのような歩みでも、休まなければ速い!

でも、もう少しばかりペースを上げられるようになりたいものだ。

 

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