川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

川崎病と知らず心室頻拍になる…マイナーすぎる話?

不整脈にもいろいろあるが、ごく親しい人を除いて周囲には「不整脈カテーテル手術をする」としか言っていない。親しくても、ゆっくり話す時間のない人にはこれですませている。ややこしいし、要点だけかいつまんでなんてこと、できない。

そういうこともあって、ブログ書いてみようかなどと思い立った。それに、同じような病気を持って何か情報を求めている人の役に立つことでもあればと思ったのだが、よく考えてみると、「川崎病と知らずに心室頻拍になった人」って、どれだけ存在するのだろう?

 

不整脈カテーテル・アブレーション」を経験した人は、たくさんおられるだろう。緊急入院していろんな予定をキャンセルしなくてはならなかった時、心配はかけたくないが下手な言い訳は誤解のもとなので、「不整脈カテーテル手術をします。その後は復帰できます」と説明してきた。そうすると自然に話題に上り、同世代でも経験者が周囲にいることがわかって、「あの人もそうなの?」と、友人たちと一緒に驚いたりもした。先輩世代の方は、「周囲にもたくさんいます。皆さん今は元気に山登りなんかもしてますよ」と励ましてくださった。


何の病気であれ、年を重ねてから病気になるのはごく自然なことだろう。ただ、動脈硬化もなく健康に過ごしてきたのに突然死寸前になり、外科手術が必要かもしれない事態になったのは、子どもの頃の川崎病があったからだ。今になって川崎病の影響が出たのも老化現象の一つと言ってしまえばそれまでだが、川崎病と知っていたらまた違ったのかなあ、と、少し考えてみる。

 

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