川崎病後遺症その後の人生

川崎病という病名がまだない頃、川崎病にかかり後遺症として心臓に冠動脈障害を持つ。何も知らないまま大人になり、人生後半戦に入っても健康な日々を過ごしてきたが…。還暦を目前に始まった川崎病との付き合い方とは。

ICD植え込み後に筋トレはどこまでできるか(ICD検診②)

ICD外来で、思い切って先生に尋ねてみた。

軽いストレッチと筋トレしてるんですけど、どんな動きがよくて、どんな動きが悪いとか、細かく教えてもらえませんか…。あ、腕立て伏せはやってませんけど。

「何が悪いか、それはなんとも言えませんね…」

心配なのは、胸に埋め込んだICDの本体と心臓とをつなぐリードが外れてしまうことだ。リードに負担がかかるとそういうリスクもあるので、格闘技はもちろん鉄棒、腕立て伏せもNGと、メーカーのパンフレットには書いてある。

「筋トレやってる人もいますよ。腕立て伏せも。本人の信念に従ってされるぶんにはかまいません」

いや、信念などありません…。

「ただ、こうは言えるかもしれません。50年もつとされるリードが30年しかもたなかった、ということはあるかもしれませんね。」

30年もつなら、じゅうぶんかも。

そういうレベルの話なら、何も気にすることはないのでは?

今から30年後も生きていたら、90歳。その時リードが外れても、ほっといてもらうことにしよう。

とにかく、何をしたらリードに影響するのかはわからないらしい。ぐるぐる回す動きは良くないと言われているが、実証されているわけではないという。

「今はリードが外れても入れ直すことができますからね。あ、でもその場合は、手術しなくてはいけませんけどね」

いやいや、それは絶対にイヤだ。

リード外れてほったらかしは、アリなんだろうか?

”なんちゃって筋トレのちょこっと腕立て伏せ”くらいでジタバタする話でもないのだろうけど、やっぱり怖い。

お医者さんに「いけません」と言われたら、素直に従うのだけど。

自己責任は、つらいなあ。

 

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